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木鉢会の蕎麦(そば)処

木鉢会額縁

昭和33年に発足した木鉢会。
蕎麦店の3代目以上の現役を会員として構成し、各のれん間の技術交流、蕎麦技術の伝承と向上に寄与することを目的に設立されたものです。
先祖代々、蕎麦作りに専念してきたお店なので、当然ながらその蕎麦の味は磨き抜かれてきた美味しさがあります。
所属店舗が記載された木鉢会のポスターには、2024年1月現在、26店舗が掲載されていて、吉祥寺にも木鉢会所属・神田まつやの唯一の支店があります。

美味しい蕎麦を食べたくなったら、木鉢会のお店に行けば間違いなし。

※支店を含めて16店舗に訪問、掲載。
所属全店舗一覧はページ下部に掲載しています。

神田まつや本店の料理

神田まつや本店

創業明治17年(1884年)。東京千代田区神田にある蕎麦処。
歴史ある建物は、千代田区から「景観まちづくり重要物件」に指定されています。

重厚感のある建物ですが、店内に入れば誰でも気軽に蕎麦を楽しめる庶民的な雰囲気もあります。

伝統の蕎麦はサクッと歯切れ良く、喉越しの良い仕上がり。
天ぷらの衣はとても繊細で香ばしく、サクサク軽い食感です。

東京都千代田区神田須田町1-13
03-3251-1556
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神田まつや吉祥寺店の料理

神田まつや吉祥寺店

神田まつやの唯一の支店が吉祥寺東急百貨店の9Fにあります。

レジの後ろにあるスペースで蕎麦が打たれていて、歯切れ、喉越しの良さは本店同様。
ランチタイムは並ぶことも珍しくありません。

伝統の美味しい蕎麦を吉祥寺でも楽しめるところが嬉しい。

東京都武蔵野市吉祥寺本町2-3-1
0422-22-1722
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上野藪そばの料理

上野 藪そば

1892年(明治25年)創業の蕎麦処。アメ横の近くにあります。薮睦会(やぶむつみかい)会員店、2024年には木鉢会にも所属。
公式サイトには3代目が2003年(平成15年)藍綬褒章、2015年(平成27年)旭日中綬章受賞と記載がある由緒あるお店。

伝統の蕎麦は二八。「せいろう」蕎麦はサクッと歯切れの良い仕上がり。長いので、一気にズズッと啜るのが気持ちいい。
また天丼も美味しい。海老天丼の海老天は蓋からはみ出ていてインパクトも抜群です。サクッと香ばしくてとても軽い口当たり。

お昼時は行列ができていることが多いので、少し時間をずらして訪問することをオススメします。

東京都台東区上野6-9-16
03-3831-4728
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本むら庵の料理

本むら庵

荻窪駅から徒歩約10分。JRの線路の近くを西荻方面に歩くと見えてきます。
1924年(大正13年)創業の老舗蕎麦処。

感動したのが太打ちの田舎蕎麦。極太で香りが芳醇。弾力、歯応えも良く、プツプツした食感まで感じる仕上がり。蕎麦の実を丸ごと味わい尽くしているかのよう。
1品料理もどれも美味しく、あれこれ食べたくなってしまいます。蕎麦が食べられなくなるので我慢しましたが。

歴史を感じる綺麗な店内は、車椅子でも通れるバリアフリー設計。通路が広くてテーブル席の配置もゆとりがあります。

美味しくて気遣い溢れるお店。素晴らしいの一言です。

東京都武蔵野市吉祥寺本町2-3-1
0422-22-1722
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尾張屋(本店)の料理

尾張屋(本店)

浅草雷門通り沿いにある老舗蕎麦処。
公式サイトには「幕末創業」と記載されていて、現在は5代目が暖簾を守っています。

蕎麦の美味しさは言わずもがな。尾張屋といえば特大の車海老の海老天が名物なので、ぜひ上天ぷらそば、上天丼を試して欲しい。

海老の弾力、衣の食感を最後まで楽しみたいので、上天丼を注文。あの海老天の衣をツユに浸して、ふやふやにするのは勿体無いので、上天ぷらそばは避けています。
大きな口を開けて海老天を食べるときの多幸感といったらありません。

東京都台東区浅草1-7-1
03-3845-4500
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室町砂場(日本橋本店)の料理

室町砂場(日本橋本店)

「いらっしゃぁい〜〜」と語尾を長く伸ばす独特の掛け声で迎えてくれる蕎麦処。
1869年(明治2年)に創業し、天ざる・天もりそば発祥の店として知られています。外観は洗練された和の雰囲気。
歴史ある室町砂場の天ざる・天もりは、かき揚げ天ぷらと三つ葉が入った温かい汁に、冷たい蕎麦を付けて食べるスタイルです。

蕎麦は更科と二八蕎麦を提供。長い蕎麦なので、勢いよくズズッと吸って喉越しも楽しみましょう。
1品料理の数も多いので、蕎麦前もしっかり楽しめます。

東京都中央区日本橋室町4-1-13
03-3241-4038
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かんだやぶそばの料理

かんだやぶそば(神田藪蕎麦)

1度は聞いたことがあるであろう蕎麦処の店名「やぶそば」。
この屋号の総本家である歴史あるお店。明治13年(1880年)創業の老舗蕎麦処です。

店舗は立派な建物で格を感じますが、店内に入れば小さなお子様から観光客までいて賑やかな雰囲気。
リラックスして蕎麦を楽しめるでしょう。

かんだやぶそばの蕎麦は蕎麦粉10、小麦粉1の割合で作られています。
蕎麦の風味豊かで歯切れの良い蕎麦を楽しめます。

東京都千代田区神田淡路町2-10
03-3251-0287
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更科布屋(芝大門)の料理

更科布屋(芝大門)

寛政3年(1791年)創業の蕎麦処。230年以上営業する歴史あるお店。
現在は6代目が暖簾を守っています。物凄い長さ。

伝統の蕎麦は人の手による石臼製粉。
蕎麦の種類も多様で、そば粉8割、小麦粉2割で作る二八。そば粉100%生粉打ち。そばの実の芯の部分だけを使用した白い更科蕎麦を楽しめます。
この他にも毎月異なる旬の食材を練り込む「変わり蕎麦」もあり。

また蕎麦以外のメニューも充実。何を注文しようか迷うでしょう。
カツ重の上にさらに黄身がのっている上カツ重も美味しいです。

東京都港区芝大門1-15-8
03-3436-3647
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日本ばし やぶ久の料理

日本ばし やぶ久

1902年(明治35年)創業。日本橋のビル群の中にある細長い3階建の建物がやぶ久。
小麦粉2割、蕎麦粉10割という割合で作る伝統の外二蕎麦を堪能できます。
名物は辛さを選べるカレー南蛮。

蕎麦のつけ汁が豊富なところも珍しい。濃い目のもり汁の他に、胡麻汁、とろろ汁、鴨つくね汁、鴨汁、カレー汁、かしわ汁、黒豚汁の合計8種類もあります。

汁だけ追加で注文できるので、蕎麦を大盛りで注文して、いろいろな汁を試してみるのも楽しい。

東京都中央区日本橋2-1-19
03-3271-0829
日本ばし やぶ久・詳細ページを見る >

更科堀井総本家(麻布十番本店)の料理

更科堀井総本家(麻布十番本店)

そばの実の芯の部分だけを使用して作る、真っ白な「更科蕎麦」発祥のお店。
創業は寛政元年(1789年)。
名物は何といっても更科蕎麦。綺麗な白い蕎麦は繊細な蕎麦の香り、優しい喉越しを楽しめます。

「更科蕎麦」を産んだお店なので、当然ながら更科が注目されますが、十割蕎麦もとても美味しい。
極太で食べ応え抜群。蕎麦の芳醇な香りと強い弾力が特徴的。
大盛りにして、力強い蕎麦を贅沢にズズッとやるのが最高です。

東京都港区元麻布3-11-4
03-3403-3401
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駕籠町 藪そばの料理

駕籠町 藪そば

江戸時代は寺の住職、明治は大工の棟梁、大正・昭和・平成・令和は蕎麦屋を営むという見事な変遷の歴史があるお店。
平仮名で「おそば」の3文字だけ書かれてあるシンプルな看板が目印。
店内は庶民的な雰囲気でとても和みます。

伝統の蕎麦はとても細いところが特徴的。
サクッとした食感と喉越しが強く、冷たい蕎麦で一気に食べると気持ち良い仕上がり。

かつ丼などの丼物も美味しい。

東京都文京区本駒込2-29-20
03-3947-2611
駕籠町 藪そば・詳細ページを見る >

築地さらしなの里の料理

築地さらしなの里

創業1899年(明治32年)。
名物のさらしなそばは真っ白でとても綺麗。箸で持ち上げるとほろほろと解けていきます。
サクッとした歯応え、食感の良い1品。

また毎月異なる「変わりそば」も提供。
緑鮮やかな蕎麦は5月の茶そば。ほのかなお茶の香り・風味まで楽しめます。

天ぷら盛り合わせは食べ応えあり。
衣を分厚く纏わせてあるのが特徴的で、衣そのものも美味しい。揚げる食材は築地市場直送の海老、各種野菜など。当然ながら美味いです。

東京都中央区築地3-3-9
03-3541-7343
築地さらしなの里・詳細ページを見る >

百人町 近江家の料理

百人町 近江家

明治32年(1899年)創業。豪快な蕎麦、天ぷらが特徴的。
新大久保駅からすぐのところにあります。

近江家の蕎麦は食べ応えのある太めの二八蕎麦。
大海老の天ぷらは特大で、プリプリの食感が楽しい1品。オススメの逸品です。

蕎麦前の料理もたくさんあるので、蕎麦を食べる前に満腹にならないように注意しましょう。

ちなみに女将さんがとても元気で、リラックスして食事を楽しめる雰囲気を作ってくれています。

東京都新宿区百人町2-4-1
03-3364-2341
百人町 近江家・詳細ページを見る >

能登治(新橋)の料理

能登治(新橋)

幕末の安政年間(1854〜60年)に創業したと伝えられる歴史ある蕎麦処。
2代目の明治16年(1883年)頃に新橋の現在地に移転しています。

能登治の蕎麦は、そば粉8割で小麦粉をつなぎにした二八そば。
冷たい蕎麦を食べると歯応えの良さが際立ちます。

お願いすれば出してくれますが、ワサビを添えないところもユニークです。

東京都港区新橋3-7-5
03-3591-3584
能登治・詳細ページを見る >

神田錦町更科の料理

神田錦町更科

「江戸三大老舗蕎麦屋の麻布永坂総本家更科堀井の唯一の分店。明治の初めに神田に店を開いてから蕎麦一筋」
公式ツイッターには上記のように書かれてあります。

名物はもちろん更科蕎麦。
そばの実の芯の部分だけを使って打つ白い蕎麦で、ほのかな甘みも感じます。

蕎麦が長いところも特徴的。切らずに食べようとすると、頭くらいの高さまで箸で持ち上げる必要があります。
ズズッといくのがとても気持ちいい。ですが、むせないように注意しましょう。

東京都千代田区神田錦町3-14
03-3294-3669
神田錦町更科・詳細ページを見る >

藪重の料理

藪重(梅島)

手打ち蕎麦教室も開催している木鉢会所属の蕎麦処。
扉を開けると蕎麦教室で使用する大きなテーブル、包丁、麺棒などが目に入ってきて驚くでしょう。
一瞬「お店じゃない?入るところを間違えた?」と思うかも。

蕎麦は二八蕎麦と十割蕎麦を提供。
十割蕎麦は極太。十割蕎麦のざる蕎麦には海苔がたっぷりかかっていますが、海苔の風味を押しのけて蕎麦の風味を楽しめます。

東京都足立区梅田7-36-2
03-3849-4191
藪重・詳細ページを見る >

2024年(最新)木鉢会所属店舗一覧

・訪問済み
神田まつや本店(神田まつや吉祥寺店も訪問済み)、本むら庵(荻窪)、尾張屋(浅草)、室町砂場・日本橋本店、かんだやぶそば・神田藪蕎麦 、更科布屋(芝大門)、日本ばし やぶ久、更科堀井総本家・麻布十番本店、駕籠町 藪そば(文京区本駒込)、築地さらしなの里、百人町 近江家、能登治(新橋)、神田錦町更科、藪重(梅島)、やぶそば(上野)

・未訪問
長寿庵(茅場町)、あさだ(浅草橋)、よし田(銀座)、砂場(虎ノ門)、尾張屋(神田)、藪そば(浜町)、浅野屋(神田)、浅野屋(猿楽町)、安田屋本店(静岡)、布恒更科(築地)、利休庵(室町)



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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

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