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能登治(新橋)
NOTOJI

2023.3.15

新橋駅から徒歩約10分。歴史ある蕎麦処。
公式サイトには下記のように記載されています。

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幕末の安政年間(1854〜60年)、赤坂界隈で創業と伝えられる。
当初は「能登屋」と名乗ったが、2代目の明治16年(1883年)頃に新橋の現在地に移転し、屋号も「能登治」に変わった。
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ビルの中に和風の建物がパコっと組み込まれたような外観。
店内はテーブル席のみで、天井が高く開放感があります。

 

歯応え・喉越しの良い蕎麦

能登治の蕎麦は胴搗(どうづき)で製粉したそば粉を使用したもの。
一般的には石臼挽きによるそば粉が使われますが、石臼挽きよりも熱を発しにくい胴搗製粉にすることで蕎麦の香り、風味などを引き立てています。

そば粉8割で小麦粉をつなぎにした二八そばです。
ワサビを添えないところもユニークです。(お願いすれば出してくれます)

写真は天せいろ。冷やしたぬき。
どちらの蕎麦もサクッとした歯応えが気持ちいい。冷やしたぬきの蕎麦のほうが弾力が強めに仕上げてあり、ツユとの相性が抜群です。

 

蕎麦以外の料理も絶品

蕎麦前として楽しめる1品料理も充実しています。
最初に注文したのは鴨焼。鴨肉の脂身の甘み、弾力の強さがしっかりしていてとても美味しい。タレは照り焼きのように甘みを感じます。

天せいろについてくる海老天もプリプリ。食感の良さが記憶に残ります。

休日の昼に、これらでビールを飲む幸せといったらありません。

 

トイレに昔の営業許可証

トイレの中の正面の壁には大正、明治時代に能登治に与えられた営業許可証が額縁に収めて貼ってあります。

筆で書かれてあり、当時の警視総監の名前が記載されていたり、朱印も残っているところが凄い。

明治28年には初代・七尾次郎吉、大正8年には二代目・七尾金太郎が営業許可証をもらったことがはっきり分かります。

 

「木鉢会」会員店

昭和33年に「銅子会(どうしかい)」子弟の集いとして発足した「木鉢会(きばちかい)」。
新規参入者が増え、そばの味に乱れが生じていることを危惧し、蕎麦処3代目以上の店主が会員となり江戸期以来の蕎麦の技術の継承に努めています。

能登治も木鉢会の会員店です。

 

ADDRESS
東京都港区新橋3-7-5
3-7-5 Shinbashi, Minato Ward, Tokyo

TEL (11:00-20:30/SATURDAY・HOLIDAY:11:00-15:30)
03-3591-3584
+81-3-3591-3584

REGULAR HOLIDAY
日曜日
SUNDAY

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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

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