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吉祥寺で新築戸建てを購入するまでの話
各エリア特徴と相場

1.各エリア特徴と相場 2.すぐ見つかった理想の土地 >
3.大金が流れ出ていく > 4.住宅メーカーを選ぶ >
5.デザイン打合せは楽しい > 6.いよいよ着工 >
7.ついに入居、快適生活 > 8.外構と庭作り >

吉祥寺東町にあるマンションで1人暮らしをしていた私(本サイト「吉祥寺GO!」を運営している高橋です)。
その後、彼女ができて、同棲をするようになり、結婚にいたったのですが、もともと1人で暮らしていた30㎡強の賃貸マンションの部屋は、2人で暮らすには手狭に感じてきていました。

2人で快適に暮らせる広さの賃貸マンションに引っ越すか、それともマンションか戸建てを購入するか。
妻とお酒を飲みながら、このような話をする機会が増えていきました。

私は株式会社を設立していますが、従業員は誰も雇っておらずフリーランスのように活動。
妻は一部上場企業の会社員です。

ここでは、こんな2人が吉祥寺に新築戸建てを購入することを決意し、実際に注文住宅を建てるまでの体験談を綴っていきます。
土地、不動産仲介会社、ハウスメーカーの選び方など、良かった点、悪かった点などを振り返っていきます。

僕たちと同じように、吉祥寺に戸建てを購入して住みたい、と考えている方は参考にしてみてください。

戸建てを購入することを決めた理由

結果としてローンを組んで、中古・新築問わずに土地込みで戸建てを購入することに決めました。
理由は下記です。

1:完済後、土地が資産になる
ローンを組んでマンションか戸建てを購入すれば、現在毎月支払っている家賃より少し高い程度の月額の支払いで、完済後は土地が自分たちの資産になる。

2:マンションよりも戸建てが有利
マンションの場合、購入しても経年劣化で資産価値が目減りしていくことが多い。土地付きの戸建てであれば、土地の価値は目減りしにくく、価値が上がる可能性もある。

価値を保つことができる見込みが高い土地は、住所に「吉祥寺」の記載がある吉祥寺アドレスの土地だろう、という想定のもと、吉祥寺アドレスの土地を購入して家を建てよう、と決めました。

夜散歩を開始

夫婦共働きのため、仕事が終わってから吉祥寺の住宅街を散歩するようになりました。
目的は、どんな戸建てが欲しいのか2人のイメージを合わせるため。夜な夜な吉祥寺本町、南町、東町、北町を1時間程度かけて練り歩き「木目のデザインのコンクリートがかっこいい」「左右対称の三角屋根の木造も素敵」など、自分たちが住んでみたい戸建ての外観について話しながら歩きました。

また、散歩をしていると、グーグルマップだけでは認識しにくい各エリアの特徴も見えてきます。

吉祥寺アドレス各エリアの特徴

吉祥寺本町

オシャレな飲食店や雑貨店などが数多く営業している「> 中道通り」が近くにあるなど、吉祥寺の中でも人気の高いエリア。東急百貨店裏側の住宅エリアには、ため息が出るような豪邸も数多くあります。

吉祥寺南町

中央線から南側のエリア。井の頭公園近くのエリアには、建物の面積の5倍はありそうな広い庭付きの大豪邸も珍しくありません。
荻窪寄りの五日市街道、井の頭通り近辺は車の交通量が多めで、少し騒々しい印象。巨大な鉄塔も視野に入ってきます。
妻は鉄塔に恐怖を感じてしまうため、南町は避けることに。

吉祥寺東町

閑静な住宅街が広がるエリア。ただし西荻窪寄りのエリアには、やはり鉄塔が視野に入ってきます。

吉祥寺北町

成蹊大学周辺のエリア。閑静な住宅街。成蹊大学の西側エリアになってくると、吉祥寺駅までの距離がかなり出てきて、徒歩だと25分から30分程度かかってしまいます。

各エリアの相場が分かってくる

散歩をしながら売りに出されている土地を見つけては、インターネットで調べて価格をチェック。合わせて不動産情報サイトもチェックしていると、土地の場所・広さを見ただけで価格がイメージできるようになってきます。
オシャレな本町エリアか、自然豊かな井の頭公園近くの南町エリアに住みたいと思っていましたが、我々には手が届かない高級住宅地であることも分かってきました。

どのエリアにも、コンクリートや木材を贅沢に使った建物が数多くあります。
家族4人がゆったり暮らせるような4LDKの建物と、それを建てる45坪ほどの土地を購入しようとすると、吉祥寺駅から徒歩10分圏内では土地・建物の価格を合わせて1億円を軽く超えます。

もう1つ発見。吉祥寺が人気の理由

吉祥寺駅周辺の住宅エリアを歩く機会は、住民以外はあまりないことだと思いますが、中道通りなどを歩いていると「空が広く見える」「開放感がある」などと感じたことはないでしょうか?渋谷や新宿などの都心まで電車で約20分ほどの距離なのに、どこか田舎のような優しい雰囲気があるのです。

これにはちゃんとした理由があって「ゆとりある住環境の保護、形成を図る観点から敷地の無秩序な細分化を防止するため」に、土地を利用する際の様々な規制を武蔵野市が定めているから。

例えば吉祥寺駅周辺の商業エリア以外は、概ね第一種低層住宅専用地域に定められていて、そこでは下記のような規定があります。

・敷地面積を100㎡以下に細分化してはいけない
・建ぺい率は30%から50%に設定されている
例えば100㎡で建ぺい率50%の土地を購入したら、約50㎡しか建物面積を確保できない
・高さの限度は10m
※参考:「> 武蔵野市公式サイト「用途地域等」

だから住宅地には高い建物がなく、ほとんどの家に広い庭があって、色鮮やかな花や綺麗に手入れされた植物が茂っています。

緑豊かで穏やかな雰囲気の住宅街。
これも吉祥寺が人気の理由の1つでしょう。

2ヶ月くらいの間、こまめに散歩を続けた結果、東町の鉄塔が見えないエリア、もしくは北町エリアで、可能な限り吉祥寺駅に近い土地を狙うことに決めました。

かなり範囲を絞り、予算も決めたうえで、いよいよ不動産仲介会社を訪問することに。
いつまでに必ず新居に住みたい、といった期限もなかったので、希望するエリアにお気に入りの土地が出てくるまで気長に待とう、というくらいの感覚でしたが、結果的に理想的な土地とすぐに出会うことになりました。

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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

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