吉祥寺駅北口から徒歩約10分。横浜中華街に本店を構えていた歴史ある中国料理店。
公式サイトによると創業130年を越え、日本に現存する最古の中国料理店だそうですが、残念ながらコロナ禍の影響で、横浜本店は2022年6月2日、横浜地裁から破産開始決定を受けて一旦クローズ。新店舗へ移転準備中です。
吉祥寺店は引き続き営業しています。

重厚で豪華な雰囲気

外観から豪華で高級な雰囲気ですが、店内に入るとさらに想像を超える贅沢な空間が広がっています。

2Fのダイニングエリア。公式サイトには「気軽にご利用いただけるフロア」とありますが、しっかりとした高級感あり。
天井には円形に照明が設置されていて、区切りのない大空間を5本の重厚な柱が支えています。
全体的に照明は控えめで、ムーディな雰囲気もあり。

3Fは個室エリア。2名から30名まで利用可能な個室が13部屋あります。
完全個室なので、記念日、歓送迎会、接待、お子様連れのファミリーなどの利用にも最適でしょう。

個室を予約するとスタッフが3階まで案内してくれます。
エレベーター、もしくは階段で案内されますが、階段は螺旋状。車椅子でも移動できるように電動の手すりも設置されています。

聘珍楼伝統の味を堪能しよう

フカヒレ、特大あわび、北京ダックなど高級食材を使用したメニューをはじめ、点心、肉料理、海鮮料理、麺料理など数多くのメニューがあります。

国産鶏肉の滷水（ルーソイ）煮込み2100円。メニューには下記の記載もあります。

「醤油、八角、陳皮、甘草、月桂樹、草果（カルダモン）、中国氷糖、ネギ、生姜をベースに何年も継ぎ足し継ぎ足しを繰り返している当店自慢の滷水です。」

鶏肉はジューシーで柔らかい。ほのかな甘みを感じる仕上がりで、食感の良いネギも山盛りで爽やかな印象も与えてくれます。

海老のチリソース1900円。
プリッとした厚みのあるエビ、甘辛いソースが美味しい。

空心菜の馬拉醤炒め1000円。
食感をしっかり残した空芯菜がたっぷり。ニンニクの風味も強めに感じます。

五目入りつゆ麺2300円。
食感の良い野菜、海鮮、チャーシューなどの具を、コク深いとろみのあるスープでまとめてあります。
麺はシコシコでとても美味しい。

サンマー麺。
昭和5年に聘珍楼料理長が創案した横浜の麺料理。シャキシャキのもやしと細切りの豚肉がたっぷり。硬めに茹で上げた細麺に、コクのあるスープが絡み付いてきます。

おこげの五目あんかけ。
目の前でたっぷりの餡を鍋に入れて仕上げてくれるので、熱々の状態でテーブルに。
絶妙に火が入ったおこげの香ばしさ。餡に入っている野菜、海鮮の具は、それぞれが肉厚で1つ1つ美味しい。

マンゴーと杏仁の二色豆腐800円。
豆乳で作った杏仁豆腐とマンゴー風味の杏仁豆腐の2種盛り。ねっとり滑らかな舌触りと甘さが気持ちいい1品。
こし餡入り胡麻団子300円。
胡麻の香ばしさ、餡子を包む揚げ餅のジュワッとした食感も美味しい。

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発信者：高橋賢司
Webディレクター／吉祥寺 Kichijoji GO！運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

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