入谷駅から徒歩約10分。根岸柳通りにあります。
1925年（大正14年）創業。2025年で創業100年。東京を代表する洋食店の1つ。

こちらが外観。根岸柳通りの緩やかな坂の途中にあります。

「レストラン香味屋」の看板。
もともと輸入雑貨店として創業した香味屋。初代が香水が大好きだったことから、店名に「香」の文字を入れたそう。

店内。入口を入って左手にテーブル席エリアがあります。

店内奥のテーブル席エリア。白を基調として過度な装飾はなく落ち着いた雰囲気。

天井の高い2Fエリアもあり。2Fは大人数でのパーティなどで利用できます。

ドミグラスソースと合わせる絶品料理

一般的にデミグラスソースと呼ばれる濃厚な味わいのソース。洋食に欠かせないもので、香味屋ではドミグラスソースと呼んでいます。

この香味屋のドミグラスソース。牛すじと香味野菜を4日間程度煮込んで、油やアクを丁寧に取り除いてこしていきます。
仕上げに香辛料、ザラメとチーズ、ルウなどを入れてさらに煮込み、色付けにカラメルも使用。このカラメルはプリンのものとは異なり味は無し。

手間暇かけて作られたドミグラスソースはコクが深くて濃厚な味わい。とても美味しい。

香味屋のドミグラスソースの作り方は、下記のYouTubeチャンネルで詳しく紹介されています。
「MASUHIROのうまいのなんの! Masuhiro’s How delicious!」
【完全密着!】創業100年のドミグラグラスソース/東京・根岸「香味屋」
このYouTube動画を見る→

メンチカツ2500円。
小判型のメンチカツが2つ。形も綺麗。

このメンチカツは肉汁が物凄い。
ナイフを入れるとジュワッと溢れ出てきて、ナイフで押す度に肉汁が流れ出てきます。
メンチカツの下にはドミグラスソースが敷いてあります。肉汁が溶け込んだソースと合わせて食べれば最高に美味しい。

タンシチュー4800円。
特大で分厚いタンに真っ黒なドミグラスソースがたっぷり。見た目のインパクトが凄い。

焼肉店のタンとは全く異なっていて、ナイフを入れるとホロホロと崩れていくような柔らかさ。牛スジのようなイメージ。

海老ピラフ2400円。
粒のたったお米自体が美味しい。その中に海老がたっぷり。ほのかなケチャップ風味が特徴的。らっきょまで付いてくるところも珍しい。

オニオングラタンスープ1800円。

粉チーズは別の器にたっぷり盛られて提供されます。好みの量を入れてOK。
粉チーズですが、スープに入れると熱で溶けて伸びのある仕上がりに。

チョコレートケーキ800円。
濃厚。しっとりした舌触り、溶けていく感覚が気持ちいい。

カスタードプディング800円。
気を衒わない1品。たまごもしっかり感じる味わい。

ざっくばらんな感想・クチコミ

訪問日：2025/5/5

kj
・料理/盛り付け/器　★★★★★
メンチカツが最高だった。繊細なサクサク感の衣、肉はきめ細かくて粒の大きさが全部揃ってるような口当たり。そして濃厚コク旨ドミグラスソース。皿を舐めたかったけど、さすがにやめといた。

・接客/雰囲気　★★★★☆
白を基調とした綺麗な店内。装飾が控えめで「老舗の名店です」といった過度な演出がないところに好感。

土曜日の16時に予約をして訪問したのですが、入口の扉には「満席」の張り紙が。
週末は予約必須かもしれません。

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発信者：高橋賢司
Webディレクター／吉祥寺 Kichijoji GO！運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

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