荻窪駅北口から徒歩約10分。教会通り沿いにあるラーメン店。2013年3月28日オープン。
函館出身のご主人が作る1杯。ミシュラン・ビブグルマンを獲得するほどのこだわりが詰まっています。
食べログ百名店も2回受賞。

店名は戊辰戦争最後の戦場となった五稜郭。

店内に入って右手の壁には五稜郭で戦死した新選組副長、土方歳三の大きな写真が飾られています。
カウンターは6席のみ。

カウンター席の向かいの壁には函館港まつりのウチワ、土方歳三のシルエットがデザインされた新撰組サイダーの瓶、北海道が舞台の漫画「ゴールデンカムイ」のキャラクターが描かれたビール缶などが飾られています。
そしてミシュランの真っ赤な盾もあり。

北海道・函館愛、そして土方歳三愛をビンビン感じるお店です。

濃厚出汁の塩ラーメン

カウンター席には五稜郭のラーメンのこだわりを紹介した資料が置かれています。
それによるとスープは動物系と数種類の乾物から出汁をとっていて、最もこだわっている昆布は「道南産真昆布」を使用。徳川幕府や皇室にも献納されていたことから、献上昆布とも称される最上級品だそうです。

カウンター席の後ろには、仕入れた昆布の段ボールが山積みになっています。

ラーメン900円。がごめ昆布150円をトッピング。
スープは風味豊かでコク深い。塩ラーメンと聞くとあっさりした味わいをイメージしますが、どちらかといえば濃厚な印象です。
がごめ昆布はふわふわの食感が気持ちいい。スープを吸うとねっとりした粘度が出てきます。
がごめ昆布の下には函館で多く使われているというお麩（棒麸）。口の中に入れるとスープがジュワッと溢れ出てきます。

ラーメン焼豚増し1250円。
焼豚は肉感強め。しっとりした口当たり。数枚の焼豚は炙ってあって、糸唐辛子が添えてあります。

北海道小麦きたほなみ100%を使用した自家製麺。柔らかくて優しい印象です。
大盛りにしなくても満足できるボリューム。

ほたてご飯350円。
これだけホタテが入っていて350円はかなりのお手頃価格。
お米は北海道岩見沢産の「おぼろづき」。出汁をしっかり吸った茶色がとても美味しそうで見た目もいい。
1粒1粒ツルッとたっています。

ラーメン、ほたてご飯共に、隅々まで丁寧な1杯でした。

ざっくばらんな感想・クチコミ

訪問日：2024/11/17

kj
・料理/盛り付け/器　★★★★★
いろんなラーメンを食べてきたけど、ふわふわのがごめ昆布、棒麸が入っているラーメンは初体験でした。オリジナリティあり。
盛り付けも綺麗で言うことなし。
ラーメンはカウンターの上に置いてくれるのですが、器までしっかり温められている（熱い）ので、自分のところに持ってくるときは注意しましょう。

ちなみに昆布などの出汁の風味・香りが芳醇過ぎて、妻は少し苦手な味わいだったそう。

・接客/雰囲気　★★★★☆
接客はノーマルな印象。店内はとても綺麗にしてあります。
16時までしか営業していないので、週末しか行くことができなくて。混むことを予想して15時に訪問したら大正解。並んでいたけど2人のみ。10分ほどで店内に入れました。

SNS

SNSでも吉祥寺情報を発信しています。
繋がりましょう。

発信者：高橋賢司
Webディレクター／吉祥寺 Kichijoji GO！運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

Instagram >　X・旧Twitter >　YouTube >