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リニューアル前の吉祥寺やぶ >
メニューPDF >
※料理の内容や価格は変更になる場合があります。参考としてご覧ください。
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2024.12.4
吉祥寺駅から徒歩約10分。
末広通りを荻窪方面に少し歩き、中央線に向かって北に走る通り沿い。大人のお店の近くと言ったほうが分かりやすいかもしれません。
1923年(大正12年)の関東大震災の時に、当時新宿にあった「新宿やぶ」を吉祥寺に移転して、「やぶ浅」として営業を開始した老舗蕎麦処。
吉祥寺で最も古い蕎麦処です。
2023年にリニューアルし、屋号も「やぶ浅」から「吉祥寺やぶ」に変更されました。
店内。
吉祥寺やぶの蕎麦は二八蕎麦。写真はもりせいろ蕎麦900円。
キリッと冷たく締めてあります。長さは短め。サクッとした歯応え、喉越しの良い仕上がり。
セットメニューもあり。カレー、カツカレー、カツ丼、天丼とのセットを楽しめます。
カツ丼セット1800円。せいろとカツ丼の2段組のお重で出てきます。
カツ丼は全体的に優しい味付け。カツはバターの風味も豊かな味わい。
季節メニューの牛すき鍋うどん1700円。
熱々で冬にぴったり。甘じょっぱいすき焼きの汁を吸い込んだ牛肉、お麩、椎茸など具材もたっぷり。
1品料理も充実しているので、蕎麦を注文する前に食べるお酒のお供、蕎麦前も楽しめます。
蕎麦味噌、板わさ、枝豆、だし巻き卵や、エビ、キス、イカ、舞茸などの天ぷらもあり。
入口付近の壁に設置されている大正時代のデルビル磁石式壁掛電話機。
下記の説明が掲載されています。
「明治から昭和40年頃まで実際に使われていました。
大正時代の年間基本使用料は45円(現代では18万円)。
通話料は5分につき15銭、つまり2250円程だったそう」
デルビル磁石式壁掛電話機の下には大正時代の金銭登録機が展示されています。
こちらは下記の説明が掲載されています。
「明治~大正時代に実際に使われていたレジスターです。
白い石板の上側に50銭、10銭、5銭、1銭の入れる小銭の隙間があります。
右側の現金レバーを下に下げると引き出しが飛び出しチーンとベルがなります。
紛らわしてくて申し訳ございませんが、実際のお会計は厨房付近にてお願い致します。」
これらを見ることができるのも、大正12年創業の吉祥寺やぶならでは。歴史があります。
年季の入った佇まいの建物でしたが、2023年にリニューアルした吉祥寺やぶ。
店舗面積は以前の半分くらいに縮小され、テーブル席が6つ。全部で14席に。
これに伴って屋号も「吉祥寺やぶ」に変更しています。
こちらはリニューアル前の外観。
広々としていた店内。コロナ禍はビニールで丁寧に席を仕切っていました。
使い込まれた木製のテーブルや椅子は「やぶ浅」の歴史を感じます。
テーブル席だけでなく座敷スペースもありました。ここでは小さなお子様連れの家族の姿も良く見かけたものです。
吉祥寺で一番古い蕎麦処。
近くを通ったときは是非利用してみて下さい。
2020年、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、一部のメニューはテイクアウトできました。写真はカツカレー1000円。この他にも海老天付き冷やがけそば、カツ丼、親子丼、天丼なども持ち帰ることができます。
※現在はテイクアウトのメニューはありません。
ADDRESS
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-10-15
2-10-15 Kichijoji Minamicho, Musashino-Shi, Tokyo
TEL (11:30-15:00/18:00-22:00)
0422-43-5508
+81-422-43-5508
REGULAR HOLIDAY
日曜日・月曜日
SUNDAY,MONDAY
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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店
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