吉祥寺駅公園口から徒歩約10分。井の頭通り沿いにある和食居酒屋。
三鷹で23年間営業した後、吉祥寺本町で12年間、そして現在の吉祥寺南町で2017年3月7日から営業しています。

こちらが外観。

店内。

テーブル席。

テーブル席近くの壁にはサイン入りのアトムの絵が飾られています。

カウンター席。

カウンター席の奥には魚が泳ぐ生簀もあります。

カウンター席の後ろには個室エリアもあり。

どれも美味。丁寧に作られた料理の数々

「おどり」の料理は、上質な羅臼昆布と鯉節を贅沢に使用した出汁がベース。
また使用する魚は店内にある生簀から取り出した鮮魚。料理する直前まで生きているので、鮮度の良さを実感できる美味しさ。
「車海老おどり食い」のメニューがあるのですが、この「おどり」が店名の由来。新鮮な魚で美味しい1品を提供したいという想いが込められています。

こちらが名物の車海老おどり1尾750円。
尻尾がピクピク動いている状態で提供されます。身は引き締まっていて弾力が強い。
頭の部分の身も吸い出そうとすると、こちらもビクッと動くことがあります。

車海老おどりを注文して身を食べた後は、尻尾と頭を揚げてくれます。
カラッと揚げてあってとても香ばしく、ほどよく塩を効かせた仕上がり。お酒が止まらなくなる美味しさ。

刺身盛り合わせ2人前2750円から。
どれも身がしっかり引き締まっていて食感が抜群。瑞々しい。マグロの赤身は臭みが全くありません。

白海老唐揚げ1200円。
軽いサクサク感で香ばしい。ビールが進む1品。

季節野菜の天麩羅1100円。
たらの芽、ふきのとう、山独活（やまうど）の芽、こごみ、新玉葱、空豆。
どれも肉厚で食べ応えあり。ふきのとうはしっかりした苦味もあってとても美味しい。

和風しゅうまい（かにしんじょ）1個300円。
蟹身と白身魚のすり身を練り合わせて仕上げてあります。盛り付けが綺麗。

ふわふわの食感も気持ちいい。

茶そば600円。
ほのかなお茶の風味、ツルッとした瑞々しさ。へぎ蕎麦寄りの印象です。

おにぎり2個550円。
鮭、おかか、梅、昆布の4種類あり。写真は鮭と梅。
おにぎりはフワッと握ってあって優しい。シメにぴったり。

すっぽん、とらふぐコースもあり

予約が必要ですが、すっぽん、とらふぐのコース料理も堪能できます。
すっぽんのコースはお造り、生き血のお酒割り、鍋、雑炊。
とらふぐのコースは刺し、ちり、雑炊、お新香、デザート。

この2コースを楽しめるお店は、吉祥寺ではとても貴重。
おそらく「おどり」だけでしょう。

鯵のたたき、車海老おどり、などには「頭と尾は後で骨煎餅・塩焼きにしてお出しします」など、料理の内容が丁寧で分かりやすく書かれているところも二重丸。

ざっくばらんな感想・クチコミ

訪問日：2025/5/23

kj
・料理/盛り付け/器　★★★★☆
どの料理も丁寧で美味しい。刺身は歯応えもよく鮮度の良さを実感できます。静岡焼津に詳しい妻も、「マグロ美味い」を連発してました。
他の店でも野菜の天麩羅を食べたことがありますが、どうも食べ応えがないことが多くて。でも「おどり」の野菜の天麩羅はいい。肉厚で素材の風味・味わいもしっかり堪能できた。

・接客/雰囲気　★★★☆☆
接客はノーマル。フロア担当のご主人、板前さん共に寡黙な昭和の男、といった印象です。
店内は清潔なんだけど雑然とした印象もあり。お店全体として映えるような雰囲気ではないけど、実直で美味しい料理を提供し続けている、そんな印象です。

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発信者：高橋賢司
Webディレクター／吉祥寺 Kichijoji GO！運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

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