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ビヤホールライオン 銀座七丁目店
BEERHALL LION

2023.12.18

現存する日本最古のビヤホール。1934年(昭和9年)オープン。
「後世まで残る日本を代表するビヤホールにする」との想いで作られた空間は豪華絢爛。圧倒的な美しさと迫力があります。

 

「豊穣と収穫」をテーマにした内装

狭い入口を抜けると大空間が広がっていて、目の前にはタテ2.75m、ヨコ5.75mの巨大な正面大壁画が見えます。
約250色のガラスモザイクが使われていて、描かれているのはビール麦の収穫をする婦人たち。約3年かけて制作されたというから驚き。
この空間に蓋をしている天井も見たことがないようなデザイン。柱から斜め上に突き出ていて、物凄い重厚感。

こんな豪華な空間の中で、満席時には200人を超える人たちがお酒と料理をワイワイ楽しみながら堪能しています。
その光景を見るだけで高揚してくるでしょう。

メニューにはビヤホールライオンの歴史が詳細に記載されています。
本ページの下部に掲載しているので、いかに貴重な建物なのか是非ご一読ください。

 

登録有形文化財に

1Fはビヤホールライオン、2Fはビヤレストランライオンがあり、その他にも6Fまで飲食店が営業している銀座ライオンビル。
2022年2月17日付で、このビル全体が国の登録有形文化財として登録されました。

 

料理も美味しい

ビールを注ぎながら泡を作り出す「一度注ぎ」が可能なビールサーバーを使用して、職人が美味しく仕上げるビール。
これが美味しいのは当たり前。さらに料理までしっかり美味しい。

前菜の生ハムは、豚バラのスライスかと思うほど肉厚でジューシー。ニシンのマリネも同様。
訪問した日は予定があって、他のメニューを楽しむ時間がなかったのが悔やまれます。
ローストビーフ、ソーセージ盛り合わせ、ビヤホールの煮込み、フィッシュ&チップスなど、ビヤホールライオンの味を試してみたかった。次回は必ず。

 

メニューと価格帯

主なメニューと価格は下記になります。
※内容と価格は変更になる場合があります。

ビヤホールライオンのメニューPDFを見る >

 

ビヤホールライオンの歴史

下記はメニューに記載されているビヤホールライオンの歴史です。

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生ビールの殿堂としての風格。歴史と伝統

この建物は、昭和9年、当時の大日本麦酒株式会社、本社社屋として新築され1階でビヤホールを開店しました。

建築設計者は旧新橋演舞場などを設計された管原栄蔵氏で、1階の内装は直営ビヤホールということで特に力を入れて独待の工夫をこらし、完成時には建築の専門性を含めて多くの人々から絶大な賞賛を博しました。

壁画と柱に使用した2色のタイルは、当時類例を見ないものであり、カウンター周りは、ドイツやイタリアから輸入した大理石が使われています。
また、正面と左右壁面には、初めて全て日本人の手でつくられたガラスモザイクによる大小12面の壁画を取り付けました。
正面の大壁画は、タテ2.75mヨコ5.75m約250色のガラスモザイクが使われています。ひとつひとつの小さなガラスモザイクの作製は、色調を整えるのに苦心をし、数百回の工程を経て約3年の日時を費やしたといわれています。

この壁面に描かれているものは、ビール麦の収穫をする婦人たち、幸せの象徴であるアカンサスの花、そして遠くに見える煙突は当時の恵比寿ビール工場であると語られており、古代と現代を織り交ぜた、不思議かつ大変縁起の良い作品となっています。

幸いにも第2次世界大戦の戦火を免れたことで、当時のままの姿を今に残すことになりますが、戦後は接収され米軍専用ビヤホールとして約6年間使用されました。その後、昭和27年1月に接収解除となり、再び庶民に愛されるビヤホールとして営業を再開しました。

ADDRESS
東京都中央区銀座7-9-20
7-9-20 Ginza, Chuo Ward, Tokyo

TEL (11:30-22:00/FRIDAY・SATURDAY:11:30-22:30)
03-3571-2590
+81-3-3571-2590

REGULAR HOLIDAY
年中無休
24/7

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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

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